会津第九の会

鳴門第九参加報告






※最後の写真は、ドイツ人捕虜の子孫の方々


~ベートーベン第九アジア初演100周年記念 鳴門第九に参加して~

「記念碑的第九演奏会」
西洋音楽のというより西洋文化の、神髄とも言える「全ての人々は兄弟となる」と高らかに謳われる「第九」を、アジア初演の百年後の同地鳴門で謳う念願が実現した。何よりも郷土の偉人松江豊寿とその関わった人々の思いに触れたかった。 百年前の演奏と同じ条件で再現した6月1日の演奏会や当時の様子から、音楽家は一部に過ぎず、女声もなし、楽器も不満足ななかでの演奏は、ドイツ兵達にとってもかなりの困難を乗り越えての演奏会だった。その実現は松江への強い感謝の思いが滲み出てのことだった。 会津第九の会が参加した6月2日の演奏会は、そうした思いを理解する者による、とてつもなく熱い友愛の念で貫かれた記念碑的演奏となった。 6月3日の交流会では、「こうした演奏会が百年後も行われている事実は、祖父たちには思いもよらぬことであろう」というドイツ兵俘虜子孫のスピーチに、その後の関係者の熱い思いの歴史を知った。 世界にもっと知ってほしい人類の美談であり、松江豊寿偉大なり、の思いを一層強くし、希望ある未来への一歩を進めた思いで鳴門をあとにした。多くの方々に感謝しております。
会員 高梨


よみがえる第九”演奏会を、拝聴させて思うことは、100年前にタイムスリップして、当時のドイツ兵捕虜達が、演奏した第九がありありと浮かびあがる男声合唱。まさしくこれが戦争ない世界を願う「全ての人々は兄弟となる」歓喜の歌でした。 また、これを裏から支えた、松江豊寿の偉大さを、人知れず感動して眠れない夜を過ごした一日(一晩)でした。
「Freude!」感動できて幸せでした。
会員 大竹


「第九」アジア初演100周年記念 よみがえる第九 の演奏会が鳴門市のドイツ館前広場で開催された。100年前、故郷ドイツを思いながら歌ったであろう俘虜収容所のドイツ兵に思いを馳せ合唱を聴いた。
2日目は、世界各地から鳴門の地に集った合唱団員が声高らかに「第九」を歌いあげた。言葉は通じなくても音楽を通してなら理解しあえることに感動し、舞台も客席も共に世界の平和を願った。
9月には会津若松市でベートーベン第九アジア初演100周年記念のファイナルを飾る第九の演奏会が開催される。そこでの再会を約束し感動の2日間が終わった。
会員 武藤

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