今年も、徳島県鳴門市にある鳴門市文化会館で「第38回ベートーヴェン「第九」交響曲演奏会」が開催された。今回は、全日本「第九を歌う会」連合会30周年記念を兼ねての演奏会で、海外を含め、47団体の600名を超える合唱参加者が歌声を響かせた。会津第九の会からも、アルト2名、バス3名の計5名が参加した。客席もほぼ満員の約1,300人の聴衆で溢れ、感動に包まれた素晴らしい時間であった。
演奏会終了後には、会場を鳴門市文化センターに移し交流会が開催された。鳴門市内の名店が美味しい料理を提供し、催し物も披露され、さらに各団体の参加者との話も弾み、あっという間の時間であった。
また、鳴門市役所を訪れて、室井照平会津若松市長からの親書を泉理彦鳴門市長に手渡した。両市は1999年に親善交流都市の締結をしており、今年で20周年を迎える。
昨年、第九アジア初演100年を迎えた。全日本「第九を歌う会」連合会が共催事業として開催した2017年の「第4回第九ドイツ里帰り公演」(ドイツ)、2018年の「第37回ベートーヴェン「第九」交響曲演奏会」(鳴門市)、「会津第九演奏会2018」(会津若松市)はいずれも大盛況であった。これからの100年へと、歓喜の歌声を響かせていきたい。
全国、そして海外からの参加者を迎える地元の皆さんの温かさに感謝の念が沸き起こる。また、演奏会をよりよいものにすべく丁寧な心遣いで対応するボランティアや関係者の皆さまに触れて、今後私達が演奏会を開催するにあたり大切な多くの学びをいただいた。
第九アジア初演の地・鳴門での至福の時間であった。