日本に於ける「第九」初演の地・鳴門で、第九を歌う機会を与えて下さいまして感謝致ます。鳴門市文化会館が耐震工事の休館中で、会場を鳴門教育大学体育館に移し催されましたが、コロナ禍を経て4年ぶりとなる「第九」を“ああ これが鳴門の第九か!” と思わせる形で歌い終える事が出来ました。
その発端となった松江豊壽の人道愛と地元住人の人間愛が内在されたような暖かい第九が鳴門の第九と感じました。全国(アメリカから1名参加もありました)から鳴門に集まった140余名の合唱団員の方々からも友愛の雰囲気が伝わり、鳴門団員85名の暖かい歓迎の心と共に、本番前から既にBruderとなっており、声を合わせました。 心安らかに歌わせて頂きました。そして、鳴門第九(全日本「第九を歌う会」連合会)の中に占める会津第九の会の重みと役割も感じる事が出来ました。 今回を機に、今後も会津第九の一員として、友愛の第九を歌う事をお許し頂ければと願う気持ちで鳴門からの帰路につきました。
<今泉>
「鳴門でもう一度第九を歌いたい。」四年越しの私の願いが叶いました。
今回の会場は、鳴門教育大学の体育館。とは言え、とてもすばらしい会場でした。
『どちらからの参加ですか?』とのお尋ねには、決まって『松江豊寿の故郷から参りました。』と答える私。誇らしさを感じる瞬間でした。
私事情により交流会への参加ができず申し訳ありませんでしたが、私の鳴門第九の参加をご快諾くださり送り出してくださった会津第九の会事務局のみなさまに心より感謝申し上げます。
すばらしい体験をさせていただきありがとうございました。
<齋藤>